治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介【Qフローレンス法】 CASE-No.48|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 70代 男性 

主病名

 L4/5 脊柱管狭窄症 

 間欠性跛行:有

これまでの患者様の経過について

 10年以上前からしびれと間欠性跛行があった。

 以前は途中で休むと、20~30分ほど歩行可能だったが、

 最近はできない。

 今まで、圧迫骨折の症状を含め、腰痛発症したことがない。

 しびれで困っている。

 少しでもしびれが緩和すればと、改善目的のため来院

治療前の症状について

 両下肢の大腿から足先まですべてのしびれ、痛みはなし。

 寝ていても、座位でもしびれがある。

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い11101

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主なしびれの部分-下肢

 前屈:問題なし

 後屈:痛みあり

 圧痛点:右L3/4陽性、L4/5臀部、L5/s下肢にひびく

 ラセーグ:右70度

 咳、くしゃみ:ひびかない

 

画像及び所見について

  • L5-陳旧性圧迫骨折
  • L4/5-高度脊柱管狭窄症、両側椎間関節炎症

   以上のことが画像上認められます

   

・L4/5の高度脊柱管狭窄症を認め、下肢全体のしびれの原因の可能性が非常に高い。

治療について

患者様と相談の元、L4/5の棘突起間にQフローレンス法を施行

 

治療は65分(麻酔:15分 + 治療:50分)程度で終了

回復室で休憩後、座位・立位・歩行にて問題なしのため、歩いて帰宅されました。

当院の治療法について

今回ご案内したQフローレンス法の補足情報です。

Qフローレンス法の費用:1,760,000円/1箇所(税込み)~2,530,000円/2箇所(税込み)

Qフローレンス法+セルゲル法の費用:2,200,000円/1箇所(税込み)~

※この患者様のケースの費用:Qフローレンス法/1箇所=1,760,000円(税込み)

Qフローレンス法のリスク・副作用:自験例でも論文でも報告はありませんが、スペーサー挿入により神経や硬膜など周辺組織の損傷の可能性があります。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。脱臼や棘突起骨折の可能性があります。その他、一時的な排尿障害、アレルギー反応などが発生する可能性があります。

この記事の執筆者:理事長